私たち世代って、いろいろな意味で移行期で、靴を選ぶ基準もまたどんどん変化しているのではないかと思います。私の場合は、50代の半ばくらいまでは、ヒールが5、6cm以上あるパンプス一択で過ごしてきました。
ですが、来年60歳を迎える今は、ヒールを履くことに少しずつ抵抗を感じるようになってきまして。まぁ、身体のバランスとか考えると、そろそろヒールは低めに移行していくのが自然な形なのかなぁと思うようになってきたのですよね。なので、スニーカー比率もぐんと上がりました。
ただ、スニーカーってそれなりに好きなのですけれど、履く時にさっと履けないことが多くて(笑)。パンプスのように足をすっと入れて歩き出せるような靴とはまたちょっと違った面倒くささがあるわけですよ(どれだけ無精なの(笑))。
パンプスのようにさっと履けて、足取りはスニーカーのように軽やかな靴がオンワードの「UNFILO(アンフィーロ)」というブランドから2022年3月に登場しました。
その名は「steppi(ステッピ)」!
2022年のグッドデザイン賞も受賞しています。
→ オンワード公式ページの「steppi」がグッドデザイン賞を受賞したという記事を見に行く
●steppi(ステッピ)の特徴=ニットで編まれた靴!?
・断然軽い!
靴の重さが片足120gとの表記。これってどれくらいなの? ってなかなかピンとこないかもしれませんが、なんとタマゴ2個分という重さだそうです。
これは足を入れた瞬間というより、荷物が届いて靴を持った瞬間にその軽さを実感することができると思います。
・柔らかな素材でフィット感◎&サスティナブル素材
この靴の素材もびっくりなんです! アッパーがニット素材なんですよ。だから伸縮性があって優しく足を包み込んでくれるのです。
アウトソールも、中敷もとにかく柔らかな素材で、歩きやすいと思いました。
ちなみに、使用済みのペットボトルやプラスチック素材をリサイクルしたサスティナブル素材が使われています。自分もサスティナブル的な何かに貢献したいのだけれど、何から始めたら良いかわからない…なんて人もこういう商品を積極的に選んでいくというところから参加していくという気持ちも「あり」ですよね。
・撥水効果がある
糸から撥水加工が施されているということで、水をよく弾いてくれます。
試しにお水につけてみたら、本当にびっくりするくらいお水を弾きました。表面で水滴になってコロコロと転がっていくのですもの。
だから、雨の日でも革靴のようにダメージを考えずに平気で水たまりも歩けてしまうのが、なかなか痛快です。年甲斐もなく、ちょっと子供の頃を思い出したりして歩くのが楽しかった(笑)。ちなみに左の写真時は、オンワード(アンフィーロ)さんの撥水系のパンツを穿いていたということも「雨に勝った」要因の一つです♪
・洗える
中敷も簡単に外すことができて、洗濯機の手洗いコースで洗ってOK!というこの靴。洗剤もいつものお洗濯用の洗剤でOK!
自分的には外で履いたものなので、洗濯機で洗うことにちょっと抵抗があったため、手洗いしているけれど、ちゃんとランドリーネットなども(別売)あって、ものぐさな人でも大丈夫。
あ、ランドリーネットも私は一緒に買いました。これ、干す時にも、そのまま干せるので、すごく便利です! すでに3回洗った状態が下の写真の右下です。白は汚れが目立つので洗濯頻度は増えますね。次に購入する時は「黒」か「パープル」が欲しいなと思っています。
→ ランドリーショッパー 税込880円[2023年4月20日現在]
●steppiを履いてみたら…!
ヒールのないペタンコシューズでありながら、ポインテッドという先の尖った形は低身長でも足が綺麗に見えるということがわかりまして。新しい発見でした。
「steppi」は、「痛くならない」とも謳っていますが、自分の場合は多分「内反小趾」と言われている外反母趾の小指ヴァージョン的な足で、ポインテッドという形は小指の爪が薬指にめりこむような感じで指が重なってあたるため、それが擦れてしまって、「10,000歩」くらい歩いた時は、さすがに血が滲んでしまったのと、かかと部分もちょっと擦れてしまったので、正直なところ結構なダメージはありました。(血のついた写真も撮影はしたのですがグロいのでアップは控えました。洗って綺麗になりましたよ♪)
ここまでダメージがあると、もうその靴を履きたくないといつもなら思ってしまうはずなのですが、「steppi」は違いました。
翌々日も「6,000歩」くらい歩くにもかかわらず、軽さ、快適さが諦めきれず、絆創膏を巻いて再びこの靴に足を入れたくなってしまったのです。
上の写真、ちょっと見辛いですが、後ろの足の爪先部分に注目してもらいたいのですが、指の形が浮き出て見えませんか? 足の動きに寄り添って素材が伸びてくれているのがわかると思います。
結局、この夏の外出時は、絆創膏でとりあえずダメージはすべて解決するため、素足(で履くのが気持ちいいの!)でヘビロテしちゃいました。色違いまで欲しいと思ってしまうくらい好きな靴になっているのです。
これは自分でも驚きでした。
●「steppi」のヴァリエーション♪
最初に出たデザインは、「ポインテッド(先の尖った形)」タイプのパンプスが2種(ベーシックポインテッド パンプス、ポインテッド メッシュパンプス)と、スニーカータイプ(メンズサイズもあり)の合計3種類だったのですが、現在はそこに「スクエア」タイプのパンプスも並んでいます。
ベーシック ポインテッド パンプスは、最初の頃よりカラーヴァリエーションがぐんと増えていて、ゼブラ柄などの柄物やバイカラーなどもあるので(ぜひオンワードさんのページで見てください!)、とても楽しいし、選ぶのがすごく迷いますね。個人的にはパープルがめっちゃツボです。
【洗えるニットシューズ】スクエア パンプス
11,990円(税込)
(2023年4月20日現在)
【洗えるニットシューズ】バレエ パンプス
9,990円(税込)
(2023年4月20日現在)
【撥水&洗えるニットシューズ】ローファー
11,990円(税込)
(2023年9月20日現在)
スクエア パンプスは、ポインテッド パンプスより幅広なのだそうで、私みたいな足の形だとこちらの方が良いみたいです。履き口も深めでホールド感があるということも、インスタライヴで知りました。
お値段が少し高くなっているのが悲しいところですけれど(苦笑)。
そのほかに、バレエシューズタイプもつま先部分がラウンド形なので、自分の足の形と相談しながら選べるのも良いですね。Chacottとのコラボで淡いピンクのもすごく可愛いですよ!!肌の色を綺麗に見せてくれそうなピンクなので、私たち世代もトライできそうですね。
私の指の重なりも緩和されそうな指先の広そうなタイプだと思うので、次回は夏限定になってしまいがちな白以外の色をゲットしたいと今から計画中です。
とにかく、軽くて、素足で外を歩いているような感覚、靴下で歩いているような感覚は、やみつきになっておりまして、みなさまにもぜひ体感してもらいたいなぁと思います。50代、60代、歩くのが億劫になってくる世代も足元軽くスキップしたくなるようなシューズのご紹介でした。
気になった方はこちらからどうぞ。→ steppi(ステッピ)ブランドページへ